ヒキコモリータの生き抜く途

(旧ブログ名 イタリアなのにひきこもり) 

自己責任

昨日、フィレンツェの街に用があったので行ってきた。

夫との待ち合わせ時間まで時間があり、お天気も良くなかったので行ったことのないレオナルド・ダ・ヴィンチ博物館に行ってみようと思って歩いていた。

グーグルマップを頼りに一本道を歩いていると、ハンサムで若い男性が私に声をかけてきた。

男性「博物館を探しているのですか?」

私「そうです」

男性「こちらです。入場料は9ユーロです」

私「ありがとうございます」

チケットブースなどなく、男性が自分のポケットからチケットを出し、お釣りを渡してくれた。

インターネットで確認した時、入場料は7ユーロだった気がするけど?

あれはインターネット予約の場合で、当日入場は9ユーロなんだろな。

と思い、9ユーロを支払って入場。

進んで行ってもダヴィンチの発明品など出てこない。

だんだん「あれ?全部メディチ家の話だわ。そのうちメディチ家とダヴィンチの関係が始まるんだろな」と進んで行く。

小さな部屋、3部屋目、4部屋目と進んで、次の部屋へのカーテンを開けると入ってきた場所に戻った。

内容も特別素晴らしいわけではなく、年表や王冠が3D映像で流されていたり、コインやフィレンツェ王国の模型がある程度。

あれ?

時間的には15分ほど。

私以外の見学者はいない。

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最後はトスカーナで有名なキャンティクラシコのの販売をしている。

何とも商売っ気が強い。

あらためてチケットを見ると「MUSEO DE MEDICI INTERO/FULL」と書いてある。

あら!ここはメディチ家の博物館だったのかぁ。

まさかこの程度で9ユーロ=1,000円ってことはないよね。

 

FULLと書いてあるから、ダヴィンチ博物館にも入れるのかも?と淡い期待を持って、さきほどの男性に声をかける。

「他にも博物館はありますか?」

彼は「30メートル先ですよ。行ってらっしゃい」と言って中に入る。

そして、真っ直ぐ30メートル歩くと、ダヴィンチ博物館が現れた。

ダヴィンチ博物館は大人気で、当日券は売り切れとのこと。

「窓口で予約をして後日来てください。最近よく聞かれますが、そのメディチ家博物館とは全く関係ありません。チケットの関連性はゼロです」

「・・・そりゃそうよね」

結局、ダヴィンチ博物館には入ることができず、トボトボと来た道を帰った。

帰り道、メディチ家博物館前を通るとさっきのハンサムな男性は呼び込みボードを背中に回し、そそくさと身を隠した。

私が通り過ぎるのを確認して、すぐにまた呼び込みを始めた。

 

全てボヤっとしていた私、確認しなかった自分の自己責任。

間抜けすぎる。

あの内容で9ユーロ。

一日、何人の人が入館するんだろうか。

私と同じように勘違いして入る人だけなような気がするなぁ。

www.museodemedici.com

上記のHPも十分な情報がない。

最近できたばかりの様子だけど、あれじゃぁ~どうなんだろ。

 

いずれにしてもトホホな出来事。

イタリアでは公共施設の時計は全くあてにならず、有名なお店でもつり銭が正確だとは限らない。

イタリアではどこまでもしっかりしなくっちゃいけないな。

www.mariafirenze.com

昨日はブログが更新できず、少しモヤモヤ。

皆さんのブログを読む時間がなくモヤモヤ。

夫が帰るまであと数時間、楽しませていただきます。

皆さん、いつも本当に有難うございます。

Grazie!!! Smile!!!