ヒキコモリータの生き抜く途

(旧ブログ名 イタリアなのにひきこもり) 

酩酊

この数ヶ月、まるでお酒に酔ったような日々。

悪夢を含め夢見心地という感覚だろうか。

それが、この数日酩酊状態になりつつある。

きっとこのブログを読まれている皆さんと同じように、3月、コロナウィルスの影響で都市封鎖になり自由が利かない状況であってもそれなりに日常を楽しむように精一杯、心がけた。

イタリアだけではなく、世界中がコロナウィルスの影響を受け不自由な生活が始まり、世界中が一丸となってコロナウィルスと戦うことに闘志を燃やしていた。

皆が自らの体を労わり、不自由ながら工夫し、意識を変えて、灼熱の夏を乗り超えた。

3月から半年が過ぎ、一年前とは全く違う日常でありながらも、激しい暑さが去ると同時にホッとした日々を過ごすことができた。

これは世界中の多くの人が感じたことだろう。

私においては、数ヶ月前、フィレンツェの街中で「お願いだから私に近づかないで!」と大声で言った女性の言葉などすっかり忘れるほど日常を取戻しつつあった。

しかし...

この2週間、一体何が起こったのだろうか?

欧州各国でコロナウィルス感染が驚くほど広がり、人種、宗教による差別が驚くほど酷くなり、顔見知りばかりが住む近所でさえ、外出するのが怖い。

早朝、夜明け前(午前7時半)にスーパーで買い物を済ませ(スーパーは人家族一人しか入店できない)、夫と散歩に出かける以外は家に籠る。

数カ月前のロックダウンとは全く違う感覚で過ごす半ロックダウン。

お酒を飲んでいなくても吐き気をもよおすほど。

ニュースを見るとえげつない映像や現実。

一歩外に出ると中国人と全く同じ風貌の自分。

そりゃ~イタリア人に日本人、韓国人、中国人の区別ができるわけがない。

そんなことも言ってられない、頑張るぞ!

と思いながらも、午後9時にはワインを飲んで酔っ払って眠る日々。

嫌な出来事を忘れたくて酩酊状態でベッドに入る。

午前1時頃、ふっとした時、生き辛く感じ何かに誘われる。

ダメ!ダメ!ダメ!

とにかく寝ようと必死になる。

明日のことを考える。

6時には近所のBARが開くので、朝イチで美味しい朝ごはんを食べよう💕

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日本はどのような秋なのかな?

美味しい物に恵まれた季節、そして、お節料理を意識しはじめる季節。

どうぞお健やかにお過ごし下さいね💕

それだけを願っています😊

Grazie!!! Smile!!!