ヒキコモリータの生き抜く途

(旧ブログ名 イタリアなのにひきこもり) 

飲んだくれ

いまだかつてイタリアで飲んだくれ、酔っ払って電車やバスで眠っている人やレストランやBARでもどしている人を見たことがない。

少しのお酒でも飲むとお酒癖の悪い人はいるが...。

お酒好きな人でも自分の許容量を知っていて、自分達で制御しているようにも見えるし、もともとアルコールに強いのかもしれない。

飲酒運転がきつく取り締まられていないため、酔っ払いの車に巻き込まれないように注意しなくてはならないので酔っ払っている場合ではないのかもしれない。

ほとんどの人が、レストランでお酒を飲んでも車で帰って行く。

イタリアに来た当初は、その光景に腰を抜かしそうになった。

お酒を飲んでもミッションを操り、お喋りをしながら手を動かす姿は日本では絶対に見る光景ではないから。

そんなこともあり、私は友人達と食事に行くのが嫌になった時期もある。

 

昨年まで、夫は家で飲んだくれて、訳のわからないことを言ったり、暴力的になったり、夜中にうなされることが多く、大変な時期があった。

相当なストレスを抱えていたのだろう。

日本にいる時は「痛いよ~!痛いよ~!」と日本語で大声でうなされていた。

心が痛かったらしい。

イタリアに帰ってきてから「aiuto~! aiuto~!(助けて!助けて!)」とうなされる。

余りの大声に、舅が助けに来たり、上階のマリナ叔母さんが夜中に駆けつけてきたこともある程。

大騒ぎになった。

私の精神状態が落ち着き始めてから、飲んだくれることがなくなり、暴力的になったり、うなされることもなくなった。

 

昨日、早朝勤務を終えて、仕事から帰って遅い昼食を済ませ、ベッドに直行した夫。

近所で開催されているビール祭に行きたいので21時に起こしてほしい。と言っていた。

21時にベッドに行くと「あと30分」と言い、30分後は22時になったら行こう!と言っていた。

しかし、起きることができず、23時くらいに起きてきて家でビールを飲みまくった。

...大ビン660ml×4本と、白ワイン1.5本...すごい!!!

この大ビン1本の値段が1ユーロたらず(120円程)、ビール祭やBARに行くことを考えると随分と安上がりの夜になった。

一人ビール祭の様子を見て、私は大笑い。

夫もご機嫌に飲み続けて、ご機嫌にベッドに戻った。

笑顔は飲んだくれにも効果があるようだ😊

Grazie!!! Smile!!!