イタリアで暮らしていると日本ではあり得ないことに遭遇する。
昨日、テレビを見ていると日本では考えられないことがおこった。
私が好きな番組「Chi veste la sposa - mamma contro suocera -」という番組。
結婚式を控えた新婦のウェディングドレスを実母と姑が3着ずつ選び、合計6着の中から新婦が選ぶ。
実母と姑が選んだ6着のウェディングドレスはどちらが選んだドレスか知らされず、新婦は気に入ったドレス一着を選ぶ。という番組。
1時間番組で、とても面白い。
嫁姑問題が存在する日本では、考えられない番組だと思う。
実母と姑がお互いのドレスを褒めたり、けなしたり、あれやこれや、何やかんか言いながらお互いを思いやり新婦に似合う一生に一着のドレスを選ぶ。
番組の最後は美しい新婦の姿に誰もが涙する。
好き勝手言いあいながらも、家族になるみんなの愛が溢れる番組で私は大好き!
昨日もご機嫌に番組を見ていた。
実母と姑が新婦のドレスを選び終え、さてこれから新婦登場のシーンでCMとなった。
CMが終わった。
あれ?さっきと全く違う実母と姑。
私の頭の中は???
知らない間にチャンネル変えっちゃった?
何度も確認するがチャンネルはそのまま。
まっいっかぁ。
ドレスが楽しみ!
新婦が美しい!
何を着ても素敵💗
どれを着てもよく似合っている。
さて、彼女はどのドレスを選ぶのだろう。
ワクワクする。
結果を楽しみにしているところでCM。
そしてCMが終わると
えぇぇ~全然違う...。
なんと、60分番組の中で2回も編集テープが変わっている。
それが堂々と放送されている。
「ぐたぐたやん...。」
程度がはなはだしい...。
謝罪のテロップなどない。
日本では絶対にありえないだろう。
TV局に苦情が殺到するかもしれない。
その上、この番組を1時間後に再放送されるサブチャンネルがある。
美しすぎる花嫁が選んだドレスが気になり、再放送に期待してみる。
なんとまぁ、再放送までも同じ状況。
あらま。
日本だったら結果が気になるのでTV局に電話しているかもしれない。
と思いながら笑ってしまった。
夜、夫に話してみた。
夫「仕方ないね~もう終わったことだから」
私「結果が気になるなぁ~」
夫「インターネットで調べたら?」
私「なかったの。日本だったらTV局に電話して聞くと教えてくれるんだけどなぁ~」
夫「日本じゃないから、ここ。TV局に電話しても、電話を切られるか、調べて電話します。と言ってそのまま返事がないか、だね」
私「まっそうでしょうね」
夫「残念でした」
以上。
ぐたぐた言っても仕方ないらしい。
Grazie!!! Smile!!!