猛暑のイタリア。
今日は朝6時でも蒸し暑かった。
一週間前とは大違いで驚いている。
猛暑であっても、毎年、観光客で賑わう中心街も今年はちょっと光景が違う。
明らかに観光客が少なく、シャッターを閉めているお店も多い。
夫も観光サービス業のため、3月から失業中。
というわけで3月からずぅ~っと24時間一緒の時間を過ごしている。
春には小競り合いもしていたが、今はとにかく平和な日々だった。
しかし...
この猛暑で私は非常に機嫌が悪くなっている。
今週は夫のゴッドファーザーの死に直面したこともあり、歪な精神状態になった。
自分で自分の機嫌を取っているが、自分では手に負えないほど機嫌が悪い。
朝起きて夫のタバコの吸い殻にイライラ。
食事を作りながら「どうして冷奴がないの!」「どうしておそうめんがないの!」「どうしてうなぎがないの!」と馬鹿っぽくイライラ。
毎日のんびりと過ごしている夫に「私はイタリア語の宿題で、こんなに大変なのによく呑気にしていられるね。家事を手伝ってくれないの?」とイライラ。
お昼寝をしても罪悪感を感じない夫に嫉妬した。
「夫」が悪いのではない。
誰かが私に何かをした訳でもない。
猛暑以外に何もイライラする理由がない。
夫に八つ当たりしているだけだ。
理由がわかると、忍耐力のない自分にうんざりした。
土曜日になって、気楽になり冷房をかけた部屋で昼寝をした。
隣で夫もゴロゴロしながらイヤホンとipadでYouTubeを見ながら笑っている。
その笑い声を聞きながら「これでいいのだ!」と思った。
イライラや気分的な怒りには生産性がない。
この猛暑も時間と共に過ぎ去る。
コロナも対応方法が見つかれば永遠に怖がる必要もない。
今は大変でも「愛情」と「感謝」と「忍耐」があれば必ず新しい道が開けるだろう。
毎年、夏とはこんなものだ。と思ってやり過ごしていた「猛暑」
「猛暑」を言い訳に、夫や周りに八つ当たりしていた私に大きな学びを与えてくれた。
夫の呑気さにも感謝しようと思う。
夫のイタリア帰国を心底喜んでくれたゴッドファーザー、ジョバンニ。
独身だった彼は、日本人女性を紹介して~が口癖だった。
春になったらビステカを食べに行こう!と言っていたのにな。
そう言っても、日本の猛暑と比べるとまだマシなのかもしれません。
母と電話で話をする度に、日本の不安定な気候とコロナ感染拡大状況に心が痛みます。
くれぐれもご自愛下さいね。
Buon weekend a tutti 😊
Grazie!!! Smile!!!