ヒキコモリータの生き抜く途

(旧ブログ名 イタリアなのにひきこもり) 

責任

スーパーで、自分で選んだものよりもよりお買い得、よりいい物を見つけた時に、カゴの中の物をその場に置いていく人がいる。

例えば、ハムをカゴに入れたけど、特価ワゴンにより安くていいハムがあって、カゴに入れたものを売り場に返さず、その特価ワゴンに置き去りにするような人。

これは、イタリアでも日本でもする人はする。

しかし、先日見つけた光景。

虫よけコーナーにnuttelaとメロン。

これはどういう状況でここに置き去りにされたのだろうか...。

カゴの中にnuttelaとメロンを入れたものの、虫よけが必要になって、お財布の中のお金と照合して、この2点をキャンセルしたのかな?

輪をかけて不可解なのは、この棚に品出しをしているスタッフが私が通る前に作業をしていたこと。

そして、この棚にだけは品出しせずにバックヤードに戻った。

この上の段、下の段にはしっかりと品出しをしたのに。

nutellaとメロンにに気がつかないわけがない。

だけど、この商品を撤収したり、元の場所に戻そうとしない。

私が通った前後にも何人ものスタッフがこの状況に気がついていても、商品を元に戻したり、レジやバックヤードに持って行かない。

ずっとこのまま。

何故なんだろう?自分の仕事じゃないから?

ストアマネージャーの仕事だから?

まぁ「自分の責任ではない」ということは確かだ。

日本のスーパーだったら気がついたスタッフがすぐに売り場に戻すか、バックヤードに片付けるだろうし、放置している状況に買い物客が苦情を言うかもしれない。

イタリアでは苦情があったとしても、みんな口を揃えて言うだろう。

「私の責任ではない」と。

答えがわかっているから、苦情を言う人もいないだろう。

 

何年たっても、毎日小さなことに、ここはやっぱりイタリアなんだ。と実感する。

お寿司のテイクアウトコーナーなんかできちゃったりして、日本みたい~っと、時々、錯覚するのよね~

Grazie!!! Smile!!!