ヒキコモリータの生き抜く途

(旧ブログ名 イタリアなのにひきこもり) 

先日、脳MRIを受けながらふと気付いた

私は「今」に集中していないことを

 

イタリアで暮らし始めてからとめどない不安に襲われる

コロナ禍においてその傾向が強くなった

コロナへの不安

「病院に入ってしまったら生きて家に帰られる?」

「 夫がコロナになったら?」

「永遠に仕事はなくなるのでは?」

将来への不安

「イタリア語をキチンと理解できる日は来るのだろうか?」

「イタリアで一人きりになったら、どうやって生きていくの?」

「滞在許可はどうなるの?」

などを色々と考えだし、止まらなくなる

 

そして、過去へと頭はシフトする

「どうしてあの時、仕事を選んだのだろうか?」

「どうして2年間も夫と別居したのだろうか?」

「どうして、もっと自分を大切しなかったのだろうか?」

「どうして、お金を大切に使わなかったのだろうか?

将来をもっと真剣に考えるべきだった。と後悔する

 

年始早々、発作が起き、立つこともできず、言葉が出なくなってしまい、これから何が起こっても仕方ないなと思った

確実に年は老いていく

もう過去には戻れない

今は日本に行くことは出来ないんだ

そう考えると涙も出なくなった

何もかも諦めた

 

一週間「あ~、う~」としか言えず、夫、主治医と2週間ほど筆談をしながら「書くこと」は出来るんだから何とかなる。と開き直った

「生きる」と選択したんだから「どう生きるか」を考えよう

どう生きるのか?

そして、先週、脳MRIの大きな音の中で気付いた

「今」だけに集中しようと

 

私は生きるために生まれてきて、今、イタリアにいるんだ

頭の中で急に玉置浩二さんが歌い出す

何も奪わないで

誰も傷つけないで

幸せ一つも守れないで

そんなに急がないで そんなに焦らないで

明日も何かをがんばってりゃ

生きていくんだ それでいいんだ

波に巻き込まれ 風に飛ばされて

それでもその目をつぶらないで

僕がいるんだ みんないるんだ

そして君がいる 他に何ができる

 

生きていくんだ それでいいんだ

ビルに飲み込まれ 街にはじかれて

それでもその手を離さないで

僕がいるんだ 君もいるんだ

みんなここにいる 愛はどこへも行けない


玉置浩二 "田園 2020"(Koji Tamaki "Pastorale 2020")

 

夫の祖母が織った田園風景

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有難くこの家で穏やかに暮らさせていただきます

改めてご先祖様、家族に感謝

そして、生きている自分の体に感謝です

 

新しい一週間が始まります

無理は禁物!

お身体を大切に日々お過ごし下さい

どうぞ、皆さまお健やかに😊

Grazie!!! Smile!!