イタリアに住み始めて私は見事に腑抜けになった。
イタリアに来るまで家族、友人と楽しく時間を過ごせ、信頼関係を築けたのも全て言葉が通じるおかげ。
イタリアに来てから、状況が一変した。
勉強したつもりのイタリア語は全く通じず、腑抜けになった。
それでも、家族とは日常生活で信頼関係を築き、言葉もお互い時間がたっぷりあるのでゆっくり話したり、言い換えたり、辞書を使ったりして、どうにかこうにか前進してきた。
友人達も何とか理解しょうとしてくれる。
しかし、イタリア社会でネイティブに混じって働くにはまだまだ時間がかかる。
日本では仕事中毒だった私。
夫と長年別居をしても、仕事から離れることができなかった。
仕事をしない日々で、私は輪をかけて腑抜けになった。
何もかも悪い方向にしか考えられなくなり、不安から死ぬことばかり考えていた。
しかし、自分の中に病があるとわかると、腑抜け状態から抜け出し、今を生きることに焦点が当たりだした。
いずれ、イタリア社会で働いてみたい。
死ぬまでに、イタリア人と一緒に働いてみたい。
夢は近所のスーパーの品出しかレジ係。
早朝にスーパーに行くと、仲間同士でおしゃべりしたり、近所の知り合いがいたら挨拶をしたりしながら働いている様子をみて、単純にその仲間になりたい。
今はまだ引きこもり状態から脱出することはできないが、いつかはスーパーに応募しようと思っている。
皆さんのブログを拝読するようになって、随分と自分の考え方が変わった。
本当に有難い。
先日行ったアイスクリーム屋さんで「フ抜け」を発見して今日のブログに至った。
フフフ...
Grazie!!! Smile!!!