ヒキコモリータの生き抜く途

(旧ブログ名 イタリアなのにひきこもり) 

お下品

麻生太郎氏の2000万円発言、記者団への発言内容を読んで吐き気がした。

なんて下品で薄情な発言内容なのだろうか。

「俺が生まれたころの平均寿命はいくつだったか、知ってるか? 47(歳)。(記者団を指さして)だいたい(寿命が)終わっているよな。戦後53になって、この間まで81とか言ってたのが、100だってんだろ? そうすると、人生設計を考えるときに100まで生きる前提で退職金って計算してみたことあるか? 普通の人はないよ、多分。いきなり100って言われて『あと20年間ゴルフ続けられるのか』って『そんな体力ねぇな』とか『金がねぇな』とか考えるだろうから、そういったようなことを考えて、今、きちんとしたものを、今のうちから考えておかないかんのですよ」

社会人として家族・友人でもない人にこんな口の利き方ってあるのかしら?

これが国を代表する政治家であり、皇室に親戚を持つ人物の言葉ということで腰を抜かしそうになった。

 

成人し、社会に出て、家庭を持ち、真面目に働いてもマイホームを買うためにはローンを組み、家族と財産を守るために家族全員で力を合わせて生活する。

自然災害の多い日本で、一瞬にしてすべてを無にする人もいるというのに。

その上で、2000万円という金額を貯めろ。と言っている。

彼のように25億円の相続をする人なんて一握りだろう。

一体どのようなことを考えて生きていたら、上記のような考え方、そして、それを口から発することができるのだろうか。

昼下がりの雀荘での会話みたい...(勝手なイメージ)

 

彼はカトリックで、洗礼名はフランシスコらしい。

信仰は全く関係ないにしても、洗礼を受けているのだから、カトリックの教えを少しでも学んでいるはずだ。

何だかなぁ。

この上なく、お下品。

とっても恥ずかしくなった。

世間では下品で薄情な発言でも

霞が関ではオリジナル・デラックスなのかもしれない。

イタリアで住んでいると先の事は考えても仕方ない。と思える。

ゴルフをしなくても、お金がなくても、お喋りさえできれば幸せだ!

Grazie!!! Smile!!!