ヒキコモリータの生き抜く途

(旧ブログ名 イタリアなのにひきこもり) 

キツイ...

一昨日、私はそこそこ幸せな状況であることをブログに書いた。

欲から距離を置き、楽になったこと。

しかし、迸る感情がまだひつこく私を揺さぶる。

 

昨日アペリティーボに行った夫が泣きながら帰ってきた。

久しぶりにBARにあらわれた友人。

「今年のサッカーはもう終わりだけど、来シーズンはもっと強くなるよ」とみんなで話していたらしい。

すると、彼が言った。

「来シーズンは見れないよ。僕はあと2ヶ月しか生きられない」

毎日顔を合わせていた友人が、調子を崩しこの1ヶ月程、BARに来なかった。

明日から入院するため挨拶に来たという。

 

彼は私にとって、とても大切で特別な友人。

昨年、BARでサッカー観戦中、対戦相手ファンのお客が夫を殴った。

夫は殴り返そうとしたが、彼が力づくで止めてくれた。

「君が仕事に行っている間、ヒキコモリータちゃんは一人で出歩くこともある。君が近所で敵を作るということは、彼女にとって危険が多くなることだ。相手にしなくていい。」

それ以来、私は彼にいつも感謝し、彼のおかげで一人で買い物に出かけることもできるようになった。

その彼に病魔が襲った。

なんてことだろう。

 

この5年間で、家族、友人、親戚、同僚、身近な人が次々と昇天した。

本当にアッという間に空の上に行ってしまった。

次々と届く訃報。

キツイ...

 

自ら命を絶とうとは思わなくなっているが、できれば早く昇天したい。と願う私。

生きることの辛さから逃れたい。

そんな自分に怒りを感じる。

布団に潜り、大声を出して泣きわめいた夜だった。

 キツイ...