イタリアなのにひきこもり

食いしん坊ひきこもり主婦@Italia  

言葉

私は、30歳の時、初めて鬱病と診断された。

その時は、一人暮らしだったこともあり、静かに生活を送った。

自殺未遂をし、入院していた時、母や姉が病院に来て「弱い」「強くなれ」「頑張れ」という言葉を残して帰っていくことがあった。

その後、主治医から家族、上司に病状について説明があり、みんな配慮してくれるようになった。

その後、結婚し、7年後に鬱病が再発した。

当時の夫、夫の家族は「精神病はうつるからとにかく離れて欲しい。」とか「家の中に精神疾患者がいるとこちらがおかしくなる。」という言葉を何度も言った。

前夫は浮気をしていたので、そのこともあり、私を激しく攻撃し続けた。

結果、自分を追い詰めた。

仕事、鬱病で家庭を破滅させたと言い張った前夫とその家族。

「頑張らない人間は生きる意味がない」

「僕は命がけで仕事をして頑張っているのに君は、鬱病でもできる簡単な仕事で給料をもらえていいな」など毎日言われていた。

 

今、イタリアで家族と静かに暮らしている。

定期的に動けなくなる時があっても、誰も私を責めることはない。

イタリア人基本的に「頑張れ」という言葉を使わない。

「幸運を!」とか「見てみよう!」「そうなるといいね!」という言葉を使う。

「Su! Su! Coraggio!!!」「上に!上に!頑張れ!」という言葉は、コメディ映画で会社に遅刻寸前の主人公がタイムカードの機械を前にこけてしまい、同僚が声をかけているシーンでしか聞いたことがない。

最近は歌で ♪ forza! forza! coraggio~coraggio~ ♪「強く、強く、頑張れ、頑張れ」というフレーズを聞くことがあるが、日常生活で聞いたことがない。

 

夫に「どうしてイタリア人は頑張れって言わないの?」と聞いてみた。

「わざわざ人に言う言葉じゃないよ。みんな自分の力あるし、頑張ってるし、失礼だよ~」と言っていた。

イタリア人の愛の深さなのかもしれない。

 

 

Grazie!!! Smile!!!