ヒキコモリータの生き抜く途

(旧ブログ名 イタリアなのにひきこもり) 

11月

11月は死者の月のイタリア。

死亡者が多い。

11月2日、「死者を敬う日」にご先祖様達が家に帰ってきて、一緒に天に導くのだろうか?

その上、気持ちが滅入るほど、悪天候が続く。

まだ私達夫婦が日本に住んでいた頃、11月に舅がBARで倒れ救急搬送された。

普段は気丈で、それまで、日本に住む私達に「イタリアに帰って欲しい」という言葉を聞いたことがなかった。

しかし、11月に倒れた時は「すぐにイタリアに帰ってきて欲しい」と言った。

私達はすぐイタリアに帰ってきた。

舅の心臓ペースメーカーの手術を終え、クリスマスにはまた帰ってくるからね。と約束をして12月になってから日本に戻った。

舅は「倒れてそのまま天に召されると思ったよ。11月だからね」と言った。

私達も覚悟をしていた。

喪服を持って帰ろう!と夫が言っていたほど。

それほど、11月のイタリアは暗く、色がない。

最後に青空を見たのは10月30日...

観光客も少なく、人出も少なくなる11月。

百貨店やお店はこの時期を乗り切るため、クリスマスプレゼントは早めに買うのがお得。とキャッチフレーズをかかげ、20%、30%OFFにしてお客様を確保する。

私もクリスマスプレゼント準備。

早く11月が終わって欲しいな。

11月、日本は美しい月。

紅葉や様々な文化的行事、そして、10日には天皇皇后両陛下のパレード。

おせち料理の写真など、眺めてはうっとりしています。

日本の素晴らしさを大いにお楽しみ下さいね。

Grazie!!! Smile!!!