ヒキコモリータの生き抜く途

(旧ブログ名 イタリアなのにひきこもり) 

先週から頭痛が酷く、寝込むほどだった。

初めて体験する痛み。

クモ膜下出血などの病気だろうか。と思ってビビっている。

イタリアは緊急性のない検査は費用が馬鹿高いため、なかなか検査に行く覚悟ができない。

注意深く様子を見ている。

眠ると痛みが弱くなるので、とにかく眠っている。

そんな時、お彼岸だったからだろうか、夢に祖母や亡くなった叔母、親戚が順番に出てきた。

祖母が出てきて「おはようおかえり」と言って、私を送り出してくれている光景。

祖母の姿はぼやけていたが、声ははっきりと聞こえ、家はイタリアの家だから夢って本当に面白い。

起きても、その声が私の頭にずっと残っていた。

祖母はいつも「おはようおかえり」と言って学校や職場へ送り出してくれた。

イタリアに嫁いでから「いってらっしゃい」「おかえり~」という会話はない。

いつも私が夫に向かって「いってらっしゃい」と言い、夫は「A dopo(またあとで)」とか「Torno subito(すぐ帰るね)」と言ってでかける。

今まで「おはようおかえり」と言ったことはない。

だけど、祖母が「用が終わったら無事に早く帰って来てね」という思いを込めて言ってくれていた「おはようおかえり」という言葉を今日から使おう。

祖母の優しい声。

思い出す言葉は誕生日が来るたびに「ヒキコモリータちゃん、本当に幸せね」

兄弟喧嘩で泣いていると「ヒキコモリータちゃん、もう泣かないでもいいよ」

夢の中の「おはようおかえり」もいつもと同じ静かな優しい声だった。

今朝、家を出るとアパートの玄関に広告が散らばっていた。

中国人経営の日本料理店が開店したようだ。

もしかすると祖母からのメッセージかもしれないので、行ってみようかな。

きっと夫に反対されるだろうな。

もし、行くことができたらご報告しま~す!

Grazie!!! Smile!!!